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ブルタコのオフロードスピリットを受け継ぐ電動モペッド『ブリンコ(Brinco)』

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直近の記事でも復活したブルタコの話題をお届けしましたが、個人的にはこちらが本命、
旧ブルタコのオフロードスピリットを受け継ぐ電動モペッド『ブリンコ(Brinco)』の話題です。



Rock your day | Brinco



まずは公式映像をどうぞ。






すっげえ楽しそう(*´Д`)ハァハァ

拙ログでも何度か(電動)モペッドについてふれてますが、意外に反響が大きかったりします。

日本は海外の状況とは異なり、エンジンの作動状況に関わらないヘルメットの着用義務、
車道走行、自賠責保険の加入義務付けなどにより、自転車としてのメリットはほぼありません。

とはいえ、近場をサッと流す程度の用途なら必要十分、
なにより車重の軽さがもたらすお手軽さ、威圧感のなさは特筆に値するでしょう。



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フレームには1kWのリチウムイオンバッテリーが内蔵されており、
後輪のハブに組み込まれた電動モーターが最高出力4ps(3kW)、最大トルク6kgm(60Nm)を発揮します。

推進力は通常のバイクのようにスロットルをあおることで得られますが、
自転車のようにペダリングで前に進むこともできます。
併用すれば電動アシスト自転車、電動モペッドにもなるわけですね。



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バッテリーパックは15秒で取り外しが可能で、満充電まで2~3時間というところ。
航続距離はモーターのみなら30km、9段変速のペダリングと併用すれば100kmは走れるといいます。



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足回りは、往年のブルタコ譲りの本格仕様。
フロントには180mmストロークの倒立フォーク、リアはピギーバック式の217mmモノショック、
強烈な制動力を発揮する前後とも203mmのディスクブレーキを装備します。

ブルタコがモノビームと呼んでいる複合素材の軽量フレームにより、バッテリーパックの8kgを加えても、
総重量は39kgに抑えられています。



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メーターは小ぶりなデジタル表示のものがついてますが、
バッテリー残量はスマートフォンのBluetooth接続によるiOS / Androidアプリで確認することができ、
専用のリストバンドによるキーレスシステムも実現しています。



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スタイリングもファットなMTBという感じで、街乗りにも使えそうですね。
もちろん、一番似合うのはこんなシチュエーションでしょうが。



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価格は4,800ユーロ(約650,000円)とややバイク寄りの設定。
本領を発揮するのは林道やガレ場ですが、市街地や幹線道路でも意外な機動力を発揮するかもしれません。



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