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パイクスピークに響くボーカロイドの歌声: 初音ミクをイメージしたリミックス曲 『TO THE FUTURE / Worlds』

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現地の速報では、予選でライバルのブルータスを破り、
堂々のクラス1位を獲得したというチーム未来の電動バイク『TT零13改』。

あのボーカロイドの名前をもじった39のゼッケンとカラーリングは現地でも注目の的のようです。

決勝に向けて期待が高まるチーム未来は、
初音ミクをイメージしたリミックス曲『TO THE FUTURE / Worlds』を発表しました。



「TO THE FUTURE 」発表 | 株式会社MIRAI



この曲は、ボカロPのざにお氏が昨年発表した『Worlds - EP』が元ネタ。

それをDJの木村コウ氏ほか数名がリミックス、
海外のダンストラックチャートで4位を獲得したものをベースに、
これを木村氏と野口和昭氏のユニット『modewarp』が再リミックスしたノンストップバージョンとして、
TT零13改のモーター音を加えながら16分37秒に及ぶ大作としたもの。

『The collaboration - MIRAI × Ko Kimura(modewarp) / zanio × MIKU』名義で発表された同曲は、
上記リンク先にて冒頭の1分30秒を試聴することができます。



MIRAI × Ko Kimura(modewarp) / zanio × MIKU | ZEEZOON



この曲が製作されるに至った経緯は、
TT零13改のカーボンカウリング製作を手掛けた株式会社ジー・ゾーン(ZEEZOON)の公式ブログにて。



パイクスピークに挑むすべてのEV車両は、
見通しの悪い登山道を猛スピードで迫って来る彼らに対して観客に注意を喚起するため、
120db以上の近接音を発生させながら走らなければなりません。

多くのチームは警報アラームなどを流用することで対処しているようですが、
そこは世界に誇るボーカロイドをマスコットキャラクターに据えるチーム未来ですから、
当初は初音ミクの歌声を響かせながら走る案も検討されたようです。

が、爆音で音楽を流すのはどうかという点と、
そもそもスピーカーではその音量を達成できないということが判明するも、
なにか音の要素を残したということで、今回のコラボレーションが実現することになったとか。



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レース参戦時はオンボードカメラ用の抜きとして、
またパレードランなどでは保安部品となるヘッドライトを装着しているアッパーカウリング先端には、
ファンイベントなどで曲を流すためのスピーカーが装着されました。



イメージ 3



既存のボカロ曲ではイメージに合った曲がなく、JASRACの絡む権利問題もあるということで、
パイクスピークに初音ミクのオリジナル曲が響き渡ることになったわけですね。



今のところ、同曲のメディア化は検討中で、販売も未定とのこと。
反響次第ではフルバージョンを耳にする機会もあるかもしれません。



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